“つなぐ”は、どこで生まれるのか

“つなぐ人”がいないとき、
関係の中にあるズレは、少しずつ広がっていきます。

では、その“つなぐ”という働きは、どのように生まれるのでしょうか。

誰かがその役割を担えば、すべてがうまくいくのでしょうか。

“つなぐ人”を置けばよいのか

たしかに、
意図を言葉にして伝える人や、
間に立って調整する人の存在は大切です。

ただ、それだけで
すべてが解決するわけではありません。

“つなぐ人”がいても、
その人に任せきりになれば、他の関係はそのまま残ってしまいます。

また、その役割を担う人がいなくなれば、
同じようなズレは、再び生まれます。

“あいだ”がひらくとき

“つなぐ人”を置くという考え方から、少し離れてみると、
“つなぐ”は、特定の誰かが担うものではなく、
関係の中で生まれていくものです。

教える側の前提を言葉にすること。
わからないことを、そのままにせず問いかけること。
違いを急いで埋めようとせず、立ち止まること。

そうした関わりが重なったとき、
人と人のあいだにあったものが、少しずつひらいていきます。

だからこそ、
誰もがそのきっかけになることができます。

新入社員を迎えるこの時期は、
これからの関係が形づくられていくタイミングです。

相手の前提に目を向けること。
自分の前提を言葉にすること。

その小さな一歩が、関係を変えていきます。

新しく始まるこの時期は、
その一歩を踏み出すのに、ちょうどよいタイミングです。