決めたあとに、わかること
迷っているあいだは、ずいぶん力を使います。
考えて、比べて、また考える。
それでも、なかなか決められない。
ところが、「こうしよう」と決めたあと、
不思議とエネルギーが湧いてくることもあります。
決める前にはわからなかった自分の気持ちが、
決めたあとに見えてくることもあるようです。
考えているだけでは、見えないこと
迷っているときは、
どうするかを決めることに意識が向いています。
条件を比べたり、
この先のことを考えたり。
そうやって考える時間も、もちろん必要です。
けれど、考えているあいだは、
自分がどう感じているのかまでは、意識が向きにくいものです。
自分なりに「こうしよう」と決めたあと、
それまで意識していなかった気持ちに気づくことがあります。
気持ちが軽くなったり、
次にやりたいことが浮かんできたり。
そこで初めて、
「本当は、こちらへ進みたかったのかもしれない」と、
自分の気持ちが言葉になることもあります。
決める前から心のどこかでは、何かを感じ取っていたのかもしれません。
エネルギーも、ひとつの手がかり
決めたあとに気持ちが軽くなったからといって、
それだけで決断の正しさが決まるわけではありません。
その感覚を正解探しの材料にするより、
自分に起きた変化として、少し眺めてみる。
なぜ、急に次のことを考えたくなったのだろう。
なぜ、エネルギーが湧いてきたのだろう。
そんなふうに問いかけてみると、
自分が大切にしたかったことが、少しずつ見えてきます。
何に力を使いたかったのか。
どこへ向かいたかったのか。
決めたあとの自分は、
そんなことを静かに教えてくれるのかもしれません。
決めたあとだから、見えるもの
何かを決めると、そこでひと区切り。
けれど、そのあとに、
気持ちやエネルギーが動き始めることもあります。
それまで迷うことに使っていた力が、
今度は次へ進む力になっていく。
何を決めたかだけではなく、
そのあと、自分がどう感じているのかを見る。
決める前にはわからなかった自分を、
あとから少しずつ知っていく。
ひとつの決断の先にも、
そんな時間は続いていくのではないでしょうか。