新入社員を迎えるときの、ささやかな違和感

新年度が始まり、新入社員を迎える季節になりました。
少し空気が変わるこの時期に、どこか小さな違和感を感じることがあります。

新しいメンバーが加わることで、
これからどんな関わりが生まれていくのか。
そんな期待を感じる場面も多いのではないでしょうか。

新入社員が、まだ研修の場にいる方もいれば、
これから現場に加わっていく準備をしている方もいるかもしれません。

それぞれの場所で、新しい関係が少しずつ始まっています。

ささやかに感じる、いくつかの違和感

一方で、こんな場面に出会うこともあります。

教える人によって伝え方が違ってしまう。
忙しくて、ゆっくり時間を取るのが難しい。
新入社員も、どこか遠慮しているように見える。

どれも、特別なことではなく、
多くの現場で自然に起きていることのように思います。

そして、そのたびに私たちは、
「どう教えるか」「どう育てるか」を考えます。

それ自体は、とても大切なことです。

ただ、少しだけ視点を変えてみると、
別の見え方もあるかもしれません。

“あいだ”に目を向けてみると

たとえば、
どんな前提で迎え入れているのか。
どんな状態で現場に入ってきているのか。
何がすでに共有されていて、何がまだ言葉になっていないのか。

そうした“見えにくい部分”に目を向けてみると、
少し違った捉え方ができることもあります。

育成は、人の中ではなく、
“あいだ”で起きているのかもしれません。

誰か一人の中に理由を求めるのではなく、
人と人との関わりや、そのあいだにあるものに目を向けてみる。

もしそうだとしたら、
私たちが向き合うべきものも、
少し変わってくるのではないでしょうか。

そのズレは、
どこで生まれているのでしょうか。

新入社員が、まだ研修の場にいるこの時期だからこそ、
あらためて見直せることもあるかもしれません。

どんな前提で迎えるのか。
どんな言葉を、どこまで共有できているのか。

配属が始まる前の、いまだからこそ、
整えられるものもあるように思います。