対話が続かないとき

グループワークの時間に、
とても静かな場面に出会うことがあります。

それぞれが順番に自分の考えを話して、
ひと通り共有が終わる。

そのあと、少しの沈黙があって、
そのまま時間が過ぎていく。

特に問題があるわけではないのですが、
どこか物足りなさを感じることがあります。

何も起きていないわけではない

誰も考えていないわけではありません。
それぞれがきちんと考え、自分の言葉で話しています。

ただ、それがつながっていかない。

少しだけ引っかかる理由

その場にあるはずのものが、
使われないまま残っているように感じることがあります。

それぞれの考えは出ているのに、
そこから先に進んでいかない。

問いが生まれず、
他の人の考えに触れることもなく、
そのまま終わってしまう。

つながらない理由

それぞれが、自分の中で完結してしまっているように見えることがあります。

他の人の考えに対して、
何かを感じたり、気になったりすることがあっても、
それを言葉にする機会が生まれない。

結果として、
対話ではなく「順番に話す時間」になってしまうのです。

対話とは何か

対話は、話すことそのものではありません。

他の人の考えに関心が向き、
そこから何かを受け取り、
また返していくこと。

そのやり取りの中で、
少しずつ思考が動いていくものだと思います。

効率よく進めたいという気持ちがあると、
無駄なやり取りを減らそうとすることもあります。

ただ、その中で、
本来生まれるはずだったやり取りが起きないまま過ぎていくとき、
少しもったいなさを感じることがあります。

対話は、
何か特別なスキルが必要なものではなく、
ちょっとした関心から始まるものなのかもしれません。

なぜ、問いが生まれる場と、
そうでない場があるのでしょうか。

その違いは、どこから生まれてくるのでしょうか。