ひとつの気持ちには、まとまらない

振り返ると、
よい時間だったと思う。
手応えを感じた瞬間もあった。
心がほどけるような時間もあった。
その一方で、
少し疲れていたり、
思うようにできなかったことが気になったりする。
そんなふうに、
いくつもの気持ちが残ることがあります。
楽しかったことも、
疲れたことも、
どちらもその日の一部です。
うれしかったことがあっても、
迷うことはある。
手応えを感じながら、
もう少しできたかもしれないと思うこともある。
誰かと気持ちが通じたように感じるときもあれば、
少し距離を感じるときもあります。
私たちはつい、
「今日はよい一日だった」
「今日はうまくいかなかった」
と、ひとつの言葉でまとめようとすることがあります。
けれど、
本当にひとつにまとめる必要があるのでしょうか。
いくつもの感覚が一緒にある。
それも、
自然なことなのだと思います。
だから、
今すぐひとつに整理しなくてもよい。
少し引っかかっていることは、
無理に答えを出さずにおく。
考えも気持ちも、
少し寝かせておく。
時間がたってから、
別の出来事や誰かの言葉とつながって、
見え方が変わることもあります。
「あのときは、こういう気持ちだったのかもしれない」
あとになって、
そんなふうに気づくこともあります。
気持ちを整理することと、
ひとつの結論にまとめることは、
同じではないのでしょう。
今はまだ、
ひとつの気持ちにはまとまらない。
そんなときは、
少し寝かせておく。
そのくらいの余白があっても、
よいのかもしれません。